エクトン との Q&A

The 1st Interview

2003年11月25日   ホノルル

 

チャネラー: リチャード・ラビン  Richard Lavin

通訳・テープ起こし: 細川 さち子 Sachiko Hosokawa

 

Part 6

感情は人生を豊かにする道具

2004年10月8日

 

Q6: 怒り、悲しみ、前にもさっちゃんからその2つの感情は一番先にはこないという事を聞きました。 そうだなって思います。でも、怒りや悲しみや嫉妬をもってる人はこの世の中たくさんいてもちろん、まわりにも、私にもあります。そう、私にもあるので、似た感情を引き寄せてしまうのだとは思いますが、ちょっと疲れます。

 

日記にも書いたり憤っても「いいよ、しょうがないよ」と受け止めても何枚も出てくるようで(笑) どんどん軽くなって行きたいのに、自分自身で勝手にむづかしくしちゃってるときもあります。

 

簡単にはずせる特効薬的な方法があったら是非アドバイス聞いてみたいです。

A6: この質問に簡単な答があるか分かりません。人は感情というものを扱う時に人それぞれに成長段階を踏みます。その段階の一つとして、切りなく出てくる、受取るのが難しい感情に、溺れるということがあります。その段階というのはある感情に対し抵抗感や嫌悪感があることにより始まったりします。そして、どうしてこういう感情を感じるのか、何が引き金となっているのかということを理解しようとします。そういうことを理解しても、まだその感情を嫌っていて、それを厄介なものと感じます。

 

でもいずれ、ある不思議な状態に到達します。「あー、これはただの感情なんだ」と言い始める瞬間が来る。「この感情の中に何も力などないんだ。自分が力を与えないかぎり。」

 

あなたは悪くも、悪魔でも間違ってもいない。心地は少し悪いけれど。自分がただその感情に集中することによって、力を与え、それで自分を苦しめていただけで。

 

じゃあ、それをやめてみようか! 感情を理解することも助けにならないし。感情の海に溺れて、騒いだり、うめいたりすることも助けにならない。感情を嫌うことも助けにならないし。だったら、受け入れてみよう。ただ感情なんだって受取ってみよう。ただの感情だって言うだけだから。

 

その感情があなただということではなく、ただの道具なんだから。

 

「私は怒ってるんだ。それは興味深い。」「私は悲しいんだ。それは興味深い。」「今日は落ち込んでるんだ。それは興味深い。」

 

どうしてなんだなんて考えないで、とにかく受けとってみてください。

 

こういうことをしていくと、魔法が起きます。その感情は素早く、あなたの中を駆け抜け、感情そのものの力が失せてきます。感情にあまり注意を向けなくなるがために。

 

感情というのは道具です。それは人生を充分に味わうためにあるのです。その感情の入った道具箱をうれしい感情だけに小さくしてしまうと、人生で経験できることが限られてしまう。「おもちゃの種類を一杯集めた方が勝ち」という車のバンパー・ステッカーのイメージが見えます。人生を経験する中で、いろんな感情、どんなものでも、うれしいものも、うれしくないものも、あればあるほど、人生は豊かなものになります。

 

あなたは感情を持っています。でもあなたは感情そのものではありません。感情に力を注がないこと。感情との成長を進めていってください。

Part 7 につづく

エクトンとの Q&A

INDEX

 

上記の文章は、実際に話された言葉を正確に記したものではありません。テープ起こしをした細川さち子により、分かりやすく手直しされたものです。

 


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